MGダブルオークアンタフルセイバーで外出自粛

Mitsuru Haga
7 min readMay 12, 2020

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はじめに

今年(2020年)の1月くらいに買ったダブルオークアンタフルセイバーが完成しました。作り始めたのが2月下旬くらいなので2.5ヶ月くらいかかりました。

COVID-19で外出自粛になってプラモが捗るかと思いきや、FF7Rをうっかり100時間プレイしてしまい、1ヶ月くらい何も進捗しませんでした。

クアンタって巷の人気はどうなんでしょうか?劇場版00にしか出ないし、対話のためのガンダムなので戦闘シーンも少ないですし、クアンタフルセイバーに至っては外伝なので知らない人も多いし(僕もよくしらない)。

とはいえ、QAN[T] は僕の好きなガンダムランキング上位でして、バランスが最高じゃないですか?なので作る手にも力が入るってもんです。

工作について

今回も相変わらず、できる範囲で基本工作を丁寧にやりました。

ベースが10年くらい前のキットらしくヒケは多めだったのでパテで埋めました。あとはモールドの掘り直しと面出しをしました。特に最近力をいれている「C面をビンビンにする」をがんばりました。

よく使う面出し工具類です、最近は加えてC面に3mmのタガネを使うことも多いです。刃が硬めで面に対して垂直に当てやすい道具を好んでいます。

塗装について

塗装に関しては、色相のバランスをどうとるか?という点に注力しました。そのために

  1. スマホアプリで配色の方向性を決める
  2. 少量調色で混色の塗料を絞り込む
  3. 塗料瓶に調色してプラスプーンでテストピースを作る

という工程を踏みました。

めんどくさがりの自分としては、かなり手がかかっているのですが、直感で本番塗装して組み立てて「はい、失敗でしたー」という経験が多いのでさすがに学びました。

以下はその過程です。

スマホアプリで配色の方向性を決める

iPhoneのPocket Palette というアプリで配色を検討してます。このアプリは上の画像みたいに配色を画面いっぱいに表示しやすいシンプルなUIなので気に入ってます。

配色の方向性としては、白と関節をベージュに寄せて、他3色はビビッドにしつつ、赤だけ抑えめにしよう、という感じだったと思います。スマホの画面は実際の色とは違うので、あくまで参考用です。

少量調色で混色の塗料を絞り込む

調色皿で色を混ぜてプラ板の切れ端に塗って確認しているところです。ここでガシガシ試します。10枚以上はプラ片を使いました。めんどくさいので塗る時も筆ではなく調色スティックを擦り付けるだけです。

この作業の結果、ちょっと目が痛い感じなのでトーンを落としてみようかなと思いました。

塗料瓶に調色してプラスプーンでテストピースを作る

方向性が固まってきたのでスプーンに試し塗装しているところです。この時に本番で使うつもりの下地を使いつつエアブラシで塗装して、発色を確認しました。隠蔽力が弱い色は下地で全然違う色になってしまうので。トップコートも本番と同様に吹きます。

このテストピースは地味な印象なのと、青と黄が補色すぎて馴染まない気がしたので黄色をオレンジに、青を紫に寄せることにしました。

続いて同様に調色したものを最終的に決めた時のテストピースです。最初にアプリで考えていた色味に近くなりました。赤は念のため彩度高いのと彩度低いのを両方試してみてしっくりきた彩度低めのもの方が調和していると感じたので採用しました。最終的には現物を見て直感で決めた感じかな?

ここまでの作業に週末の2〜3日を使ったので、それなりに時間がかかる工程だなと思いますが、そこは受け入れようと思います。

塗料レシピ

ここまで丁寧に調色しておきながら、どの塗料を混ぜたかメモを無くしてしまいました。あほすぎる。なので曖昧な記憶を頼りに

  • 青:コバルトブルー(ガイア)、メインの白、純色バイオレット(ガイア)
  • 黄:ビビットオレンジ(ガイア)、メインの白
  • 赤:ハーマンレッド(クレオス)、メインの白、ローズピンク(ガイア)を混ぜた気がするし、混ぜてない気もする。他にもいつも使わない色を混ぜた記憶がある。
  • 緑:蛍光イエローグリーン(ガイア)、クリアーシルバー(クレオス)、クリアーホワイト(ガイア)、モウリーグリーン(クレオス)
  • 白:ホワイト316(クレオス)、ホワイト311(クレオス)、exホワイト(ガイア)、ニュートラルグレー1(ガイア)
  • 関節:メカサフライト(ガイア)、メイン白、さらにサンドイエローとかベージュっぽい塗料を入れた気がする

最近はすべての色に色相のある白を混ぜて彩度と明度を下げつつ調和させる、というのが一定効果でてきたんじゃないかな?と思います。

トップコートはクレオスのスーパースムースクリアつや消しをメインにしました。スススの在庫がなくなったので武装はガイアノーツ のフッ素入りつや消しにしました。スススの方が気持ち滑らかでツヤがほんのり残ります。

スミイレ

一番きつかったのがスミイレ でした。どうもエナメル塗料を流してもいい感じにならなくて、濃いめの塗料を筆で塗ってもしっくりこず、エアブラシでスミイレすることで最終的に納得しました。

エアブラシでエナメル塗料を吹いたあとの拭き取りが大変なんですが、綿棒でざっくりと拭き取り、最後にフィニッシュマスターで仕上げました。フィニッシュマスターが使い古しだとうっすらと拭き残しがあるんですが、コンパウンドで磨いたりするとだいたい落ちます。

写真

塗装前と塗装後の比較
以前作ったエクシアと並べてみました。
クアンタの素体です。この状態が一番好きだったりします
クリアパーツは透けるか透けないかのギリギリのラインを攻めています。ほんのり透けてつや消しにするとぼんやり発光しているように見えませんか?
フレーム部分は結構明るいグレーです

最後に

人類は罵り合っているばかりなので、対話を諦めてフルセイバーで殲滅したくなることもありますが、やはりガンダムファンとして人類の可能性を捨てずにがんばりたいところです。

なお、クアンタが好きなのでもっと観たいという方は以前作ったRGもどうぞ。

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Mitsuru Haga

I am a Japanese who likes gunpla. Software engineer working at ROLLCAKE Inc.