RGνガンダムとRGサザビーを同時に作り、むしろ温かくて安心を感じる
はじめに
閃光のハサウェイの劇場公開は残念ながら延期になってしまいましたね。
劇場公開前のPVにνガンダムとサザビーがでてくるので、それを観ていたら「同時に2つ組み立てるぞー」というテンションになってしまって、買ってしまいました。やっていきます。
さて、RGサザビーは発売直後(2018/08)に購入して半年ほど苦闘してほぼ塗装が終わったところでストップしていました。
理由としては何度赤を塗りなおしても自分のイメージする赤にならず、しっくりこなかったからでした。この時はフィニッシャーズのディープレッドをベースにしていろいろ混ぜた赤を塗っていたのですが、すごく苦労しました。
あれから1年、塗装技術も上がってきてるはずだし今度こそ自分にとって最高の赤でサザビーを完成させたい、でもまた上手くいかなかったら嫌だからνガンダムも一緒に作ってモチベーションあげていこう。なんてことを考えていました。
工作について
工作はいつも通り基本工作+ディティールアップくらいです。
- νガンダムは整形が緩いと感じたのでエッジ出しを頑張った
- モールド彫り直しもいつもより徹底した
- スラスターのモールドが甘いと思った箇所を市販パーツに交換した
νガンダムのモールド掘り直しは箇所が多くて、難易度が高かったです。もうちょっと綺麗にできるようになりたい。
塗装について
2つ同時に作るということで、今まで考えてこなかった2つ並べた時の統一感を意識して検討しました。方向性としては
- フレームとオレンジの部分は同じ色を用いることで、共通点を出す
- 全体のコントラストはバキバキにする(赤と黒、白と紺)
- ベース色には弱いコントラストをつける
最近は「色の調和」を意識しすぎている感があったので、逆に強いコントラストでも成立させてみたいと思ったのでした。
赤塗装の研究
上記のとおり、以前に赤の塗装に満足できなかったので、今回は入念に準備しています。時間をかけて100パターン以上はテストピースを作りました。
つや消しもかなりのパターンを試しました。
いろいろと試した結果として
- 赤の上から隠ぺい力の弱い赤をオーバーコートすることで、塗装しやすさと深みがだせる気がする
- 赤はつや消し具合によって、彩度が下がり、明度が上がる気がする。赤の発色の良さを活かすためにつや消し具合をギリギリまで抑える
という方向性に決めました。なので単純に色を決めるだけではなく、下地>塗装>トップコートまでコミでイメージする赤にするためにたくさんの組み合わせを作るハメになりました。
そんな過程を経て、ピンクサフ > ハーマンレッドを下地にして上にプレミアムレッド、同じくハーマンレッドを下地にしてディープレッドとすることに決めました。
塗料レシピ
共通
- オレンジ:ピンクサフ > ビビッドオレンジ + キャラクターオレンジ > 光沢クリア + 蛍光オレンジ
- 関節1:黒サフ > 光沢クリア > フレームメタリック1
- 関節2:黒サフ > 光沢クリア > フレームメタリック2
オレンジは振り切った濃い色にしました。
νガンダム
- 白1:グレーサフ > 白サフ > ファンデーションホワイト
- 白2:グレーサフ > 白サフ > ニュートラルホワイト
- 赤:ピンクサフ > ハーマンレッド
- 紺:黒サフ > スレートブラック
サザビー
- 赤1:ピンクサフ > ハーマンレッド > プレミアムレッド
- 赤2:ピンクサフ > ハーマンレッド > ディープレッド
- 黒:黒サフ > ジャーマングレー
トップコート
トップコートはガイアノーツ の「Ex-セミグロスクリアー プレミアム」をクアトロポルテのマルチシンナーで3倍希釈にしました。
画像
大変もうしわけないのですが、サザビーもνガンダムもかっこよくて画像の選別が難航したので画像多めです。
さいごに
僕はガンプラに出戻ってそろそろ3年になります。3年前はRGサザビーもRGνガンダムも発売されてなかったわけですが、はじめた当初はいつかかっこいいサザビーとνガンダムを作りたいなーと考えていました。
こんなにかっこいいアレンジでサザビーとνガンダムを、しかも1/144で発売してくれたバンダイには心よりの感謝を申し上げます。ありがとうございました。